CiiKとクラシコムが協業、大人男子ラボから生まれた「それでも、美味いもん。」専属エージェンシー契約締結

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CiiKとクラシコムが協業、「それでも、美味いもん。」専属エージェンシー契約を締結

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株式会社CiiK(以下、CiiK社)は、ライフカルチャープラットフォーム事業「北欧、暮らしの道具店」を運営する株式会社クラシコム(以下、クラシコム社)のブランディング支援プログラム「BRAND SOLUTION」と連携し、CiiK社が運営するSNSアカウント「それでも、美味いもん。」において専属エージェンシー契約を締結しました。この契約に基づく最初の取り組みとして、2025年12月5日にはサントリー株式会社「茉莉花〈ジャスミン茶割・JJ〉缶」とのタイアップによるショート動画がInstagramおよびTikTokで公開されています。

専属エージェンシー契約の背景

CiiK社とクラシコム社の事業展開

CiiK社は、「One Temperature」をミッションに掲げ、人々の体温が少し上がるような体験の創出を目指しています。YouTubeやInstagramで展開するメディア「大人男子ラボ」やライフスタイルブランド「RETØUCH(レタッチ)」の運営・商品開発など、多角的なブランド展開を進めています。

一方、クラシコム社の「BRAND SOLUTION」は、2015年から「北欧、暮らしの道具店」で培ったノウハウを基盤に、ナショナルクライアントを中心に200を超えるブランドを支援し、継続的なパートナーシップを築いてきました。近年では、「北欧、暮らしの道具店」という枠を超え、屋外イベントやポッドキャスト番組のプロデュースなど、ブティックエージェンシーとしての支援領域を拡大しています。

共通の価値観と協業の意義

両社は顧客層こそ異なりますが、共に「自分らしさ」を軸とした世界観を中心に事業を展開している点が共通しています。「BRAND SOLUTION」では、こうした価値観に共感し、魅力的な企業やサービスとメディアビジネスを共同で構築する取り組みを検討してきました。その第一号として、CiiK社が運営するSNSアカウント「それでも、美味いもん。」と専属エージェンシー契約を締結するに至りました。

「それでも、美味いもん。」とは?

大人男子に支持される料理アカウントの魅力

それでも、美味いもん。Instagramプロフィール

「それでも、美味いもん。」は、CiiK社のメディア「大人男子ラボ」の一企画から生まれた料理アカウントです。そのコンセプトは「疲れた夜、『今日に勝つメシ』で自分を救う」。30代男性を主なターゲットとし、「等身大の自分がつくれる“うまい飯”」をテーマに、日常の食卓に寄り添うレシピやシーンが発信されています。

高いエンゲージメントを支える要素

エンゲージメントの背景と独自性

このアカウントは、開設当初から高いエンゲージメントを獲得してきました。その背景には、以下のような要素が挙げられます。

    • 共感性の高いシチュエーション設計: 一人暮らしの狭いキッチンで独り言を言いながら料理する、フライパンやボウルから直接食べる、計量カップで酒を飲むといった「あるある」が意図的に演出されています。

    • 視覚的魅力(シズル感): プロ品質の美しい映像で料理の魅力を最大限に引き出し、湯気や油の跳ねる音、鮮やかな食材など、五感を刺激する表現が徹底されています。

    • 高い再現性(自分ごと化): 「これなら自分でも作れそう」と思わせる手軽さが特徴です。コンビニ商品のアレンジや、スーパーで手軽に揃う食材を使うことで、視聴者が「自分ごと」として捉えやすいレシピが提供されています。

    • 属人化: 顔を出し、豪快に料理し、美味しそうに食べる「加藤」というキャラクターが存在することで、レシピだけでなく、その人物へのファンエンゲージメントが生まれています。

    • 現代人に刺さるコンセプト: 「仕事で完全燃焼だった日でも、自分でコントロールできる夕飯だけは、好きなものを好きなだけ作って食べることで、今日の自分に勝利する」という一貫したストーリーが、深い共感と感動を生み出しています。

これらの要素が相まって、「それでも、美味いもん。」は開設からわずか9カ月でInstagramとTikTokの総フォロワー37万人を超えるまでに拡大しました。日々の投稿には「今日もこれで乗り切れそう」「まさに今の自分の気分」といったコメントや、「やってみた」投稿が相次ぐなど、多くの顧客から高い支持を得ています。

公式SNSアカウント

初のタイアップ企画:サントリー「茉莉花〈ジャスミン茶割・JJ〉缶」

企画内容の詳細

旨辛キムチとうめし

男性と缶飲料

2025年12月5日、BRAND SOLUTIONが「北欧、暮らしの道具店」で複数回のタイアップ実績を持つサントリー株式会社と、「それでも、美味いもん。」として初のタイアップ企画を公開しました。この企画では、サントリー「茉莉花〈ジャスミン茶割・JJ〉缶」に合うアレンジ料理を「それでも、美味いもん。」が開発し、そのレシピとともにInstagramおよびTikTokのショート動画で紹介しています。

公開されたショート動画

今後の展望

今後は、ショート動画に加えてライブ配信なども組み合わせながら継続的な取り組みを行い、「それでも、美味いもん。」コミュニティ内におけるブランド理解と支持の醸成を目指していくとのことです。

今後の展開と両社のコメント

CiiK社の展望

今回の協業をスタート地点として、CiiK社は「それでも、美味いもん。」をさらなるメディアとして育成するとともに、BtoB領域での広告・ブランディング支援の可能性を広げていく方針です。

BRAND SOLUTIONの展望

BRAND SOLUTIONは、価値観を共有する企業やメディアのエージェンシーとして、新たなビジネスモデルづくりを支援する取り組みを拡大していくとしています。

両社代表からのコメント

株式会社CiiK 代表取締役 宮永瑛人氏
「これまで『北欧、暮らしの道具店』のコンテンツ作りを参考にさせていただいてきた中で、『自分らしさ』という共通の価値観を持つクラシコム社と協業できることを大変光栄に思います。弊社が運営する『それでも、美味いもん。』は、大人男子の共感を呼ぶコンテンツを通じて、非常に高いエンゲージメントを誇ります。今回の専属エージェンシー契約は、この熱量をさらに拡大させるものです。クラシコム社のノウハウを力強い土台とし、初のタイアップとなるサントリー様をはじめ、多くの企業様と共に、ユーザーに喜びと共感を提供できる新しいメディアの可能性を追求してまいります。」

クラシコム執行役員 事業開発部 部長 高山達哉氏
「この度、CiiK社が運営する『それでも、美味いもん。』と専属エージェンシー契約を締結できたことを嬉しく思います。私たちがエージェンシーになる理由は、単にアカウントのタイアップ枠を代理販売するということに限らず、クライアント満足を高めながら、広告マネタイズを通してアカウントのブランド価値を向上させることにあると自負しています。私たちBRAND SOLUTIONが行ってきたノウハウの本質はそこにあり、これからCiiK社の皆様と一緒にチャレンジできることをとても楽しみにしております。」

特別対談動画も公開

今回の取り組みを記念し、クラシコム代表の青木耕平氏とCiiK社代表の宮永瑛人氏による対談動画が公開されています。両社の代表が語る協業への想いを、ぜひご覧ください。

URL:https://youtu.be/gCvHfNSLfQE

各社情報

株式会社CiiK

「One Temperature ― 体温を1℃上げる。—」をミッションに、メンズコスメ・アパレルブランド「RETØUCH(レタッチ)」、大人男性向けメディア「大人男子ラボ」などを展開するライフスタイル企業です。「それでも、美味いもん。」もその一つとして、日々の食卓から大人男子の体温を1℃上げる体験を提案しています。

クラシコム BRAND SOLUTION

2015年に「北欧、暮らしの道具店」がD2Cとして培ったノウハウをもとに、企業のブランディング支援を行うプログラムとして開始されました。高い顧客理解に基づく提案力と分析力、そして伴走型の並走体制により、ナショナルクライアントを中心に200ブランド超とパートナーシップを築いています。

株式会社クラシコム

ライフカルチャープラットフォーム事業(EC運営、メディア運営コンテンツ開発、広告企画販売、雑貨・アパレル企画販売)を展開しています。

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