Epics DAOのSolanaバリデータ、Jito StakeNet StewardでTop 100にランクイン!透明性の高いオンチェーン評価が示す基盤品質

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Epics DAOのSolanaバリデータ、Jito StakeNet StewardでTop 100入りを達成

Epics DAO Solana バリデータが Jito StakeNet Steward で Top 100 にランクイン

ELSOUL LABO B.V.とValidators DAOが共同で運営するEpics DAOのSolanaバリデータが、Jito StakeNet StewardのパフォーマンスランキングにおいてTop 100にランクインしたことが発表されました。この成果は、透明性の高いオンチェーン性能評価を通じて、ERPCプラットフォームの基盤品質が客観的に示されたものと言えるでしょう。

Jito StakeNet Stewardとは?

Jito StakeNet Stewardは、Solanaネットワークにおけるバリデータのパフォーマンスを継続的に評価する革新的な仕組みです。このシステムは、Validator History ProgramとSteward Programという二つの主要なプログラムによって構成されています。

Validator History Programの役割

Validator History Programは、最大3年分(512エポック)のバリデータ履歴をオンチェーンに保存します。この履歴には、以下のような多岐にわたる情報が含まれます。

  • 投票履歴(vote credits): バリデータがどれだけ正確に投票に参加したかを示す指標です。

  • 手数料設定(commission、MEV commission): バリデータが報酬として徴収する手数料の割合です。

  • バージョン、client type: 使用しているソフトウェアのバージョンやクライアントの種類を示します。

  • 総ステーク量、stake rank: バリデータに委任されているSOLの総量やネットワーク内での順位です。

これらのデータは、バリデータの長期的な信頼性と安定性を評価するための重要な基盤となります。

Steward Programの評価メカニズム

Steward Programは、Validator History Programで蓄積された履歴データに加え、Gossipプロトコルによるリアルタイムのネットワーク情報を取り込みます。そして、Keepersによって実行されるステートマシンを通じて、バリデータのスコア更新と委任量の計算を自律的に行います。

Jito StakeNet Stewardのダッシュボード

この評価システムは、オンチェーン情報に基づいて完全に自動化されており、特定の主体による恣意的な判断を介さずに運用される点が特徴です。つまり、非常に透明性が高く、客観的な評価が提供されるわけです。

Jito StakeNetの仕組み

Stewardの評価項目は、短期的な最適化だけでは変動しにくいように設計されています。投票履歴の積み上がりや手数料設定の履歴、バージョン追従状況など、長期間にわたる安定した運用実績がスコアに直接反映される構造になっています。

Jito StakeNetの詳細はこちらからご覧いただけます:
https://www.jito.network/stakenet/

Epics DAOバリデータの評価と影響

Epics DAOバリデータは、コミッション0%、MEV手数料0%という設定で運用されています。これらの手数料設定はStewardの評価項目として履歴に記録され、高評価の一因となっています。

評価項目と安定運用の重要性

性能面では、以下の要素が参照され、いずれも短期間での変更では形成されにくく、一定期間にわたる安定運用が不可欠です。

  • 投票の安定性

  • ネットワークレイテンシ

  • スキップ率

  • バージョン追従

  • MEV実行の継続性

今回の評価更新でEpics DAOバリデータがTop 100にランクインしたことは、これらの複数の指標が一定期間にわたり安定して高い水準を維持していたことを示しています。これは、一時的な好成績ではなく、継続的な運用品質の高さが認められた証拠と言えるでしょう。

Epics DAOのJito StakeNet Stewardでの評価詳細

JitoSOLプールからの委任拡大

Stewardの評価に基づき、JitoSOLプールでは上位のバリデータにステークが委任される仕組みになっています。今回の更新では、Epics DAOバリデータに約35,000 SOL(執筆時点で約4.6Mドル、日本円で約7億円相当)が追加で委任されました。この委任は、履歴全体に基づくスコアを前提として行われるため、運用品質が継続して評価基準を満たしていることが前提となります。

Jito StakeNet Stewardの委任状況

この委任の拡大は、JitoSOLプール側にとっては低手数料のバリデータにステークを委任することでステーカーの実効APY(年間利回り)を高く保ちやすくなるというメリットがあります。一方、Epics DAO側にとっては、基盤となるステーク量の安定化が進み、長期的な運用設計が容易になるという、まさにWin-Winの関係が築かれています。

ERPCプラットフォームとの連携

ERPCとValidators DAOは、RPC・ネットワーク・バリデータを独立した要素としてではなく、一体の構成として運用しています。Solanaのトランザクション処理はこれらの組み合わせで成立するため、バリデータの性能はSWQoSの速度や成功率、ネットワーク遅延などに直接影響を与えます。

今回のJito StakeNet Stewardでの評価とJitoSOLからの委任は、ERPCの基盤構成の一部であるバリデータが、期待通りの高品質な状態にあることを外部基準によって明確に示した結果となりました。バリデータの運用品質は、RPCやネットワーク品質の前提となるため、ステーク委任の拡大はERPC全体の安定性向上にも大きく寄与すると考えられます。

ERPC、Validators DAO、Epics DAOは、今後もバリデータ・ネットワーク・RPCを一体のシステムとして捉え、Solanaの運用基盤を継続的に更新していく方針です。

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