慶應義塾大学に合格された皆さん、本当におめでとうございます。
でも、喜びに浸る時間もつかの間、ここからが本当の勝負です。
入学手続の締切は厳格で、一日でも遅れると入学辞退とみなされてしまいます。
住民票の取得、パソコンの購入、学生寮の申し込み、慶應IDの取得など、やるべきことが山積みです。
「何から手をつければいいの?」と不安になる方も多いでしょう。
この記事では、合格発表から入学式までに必要な手続を時系列で整理し、見落としがちなポイントまで丁寧に解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
合格発表日と入学手続の締切を確認しよう
学部ごとのスケジュール一覧
まずは自分の学部の日程を正確に把握することが最優先です。
学部によって合格発表日も入学手続締切日も異なります。
| 学部 | 試験日(2026年度) | 合格発表日 | 入学手続締切日 |
|---|---|---|---|
| 薬学部 | 2月10日(火) | 2月21日(土) | 3月2日(月) |
| 理工・商・文学部 | 2月中旬 | 2月24日(火) | 3月3日(火) |
| 経済・法・総合政策 | 2月中旬 | 2月25日(水) | 3月4日(水) |
| 看護医療学部 | – | 2月25日(水) | 3月4日(水) |
| 医学部 | – | 3月5日(木) | 3月12日(木) |
締切厳守の重要性
入学手続の締切は絶対です。
「郵便局が混んでいた」「書類の不備に気づかなかった」といった理由は一切認められません。
期日を過ぎた時点で、自動的に入学辞退と判断されます。
合格発表から締切までは1週間程度しかありませんから、計画的に動く必要がありますね。
入学手続の二段階プロセスを理解する
第1次手続:納付金の支払
入学手続は二段階に分かれています。
第1次手続では、入学検定料以外の納付金を銀行窓口で振り込みます。
振込依頼書は合格通知と一緒に送られてきますから、すぐに確認しましょう。
注意点がいくつかあります。
ゆうちょ銀行では受け付けていません。
必ず一般の銀行窓口を利用してください。
振込後に交付される「振込受付証明書」は、第2次手続で提出するため大切に保管します。
第2次手続:必要書類の提出
納付金の支払が完了したら、次は書類の準備です。
提出が必要な書類は以下の通りです。
| 書類名 | 取得場所・注意点 |
|---|---|
| 誓約書・住所氏名台帳 | 所定の用紙に記入(合格通知同封) |
| 住民票(原本) | 市区町村役所で発行/マイナンバー記載なし/世帯主名記載あり/発行から3ヶ月以内 |
| 卒業証明書 | 出身高校が発行(見込で受験した場合は卒業後すぐに提出) |
| 振込受付証明書 | 第1次手続で銀行から交付されたもの |
住民票取得の落とし穴
住民票の取得で注意したいのは、マイナンバーの記載です。
大学に提出する住民票には、マイナンバー(個人番号)を記載してはいけません。
役所の窓口で「マイナンバーなし」を明確に伝えましょう。
また、世帯主名の記載が必要な場合が多いため、「世帯主名あり」で取得するのが安全です。
発行から3ヶ月以内という期限もありますから、合格発表後すぐに動くのがベストですね。
慶應IDの取得とIT環境を整える
慶應ID(keio.jp)のアクティベーション手順
慶應義塾大学での学びは、オンラインシステムを前提としています。
履修登録も教材のダウンロードも、すべて慶應IDが必要です。
入学許可後、大学から「アクティベーションキー」が送られてきます。
これと受験番号を使って、慶應IDを取得する流れです。
手順は以下の通りです。
利用規程に同意し、希望するID(@keio.jp)とパスワードを設定します。
受験番号にアルファベットが含まれる場合は、大文字で入力してください。
アクティベーションが完了すると、数分から数日でMicrosoft 365などのサービスが使えるようになります。
ノートパソコンの準備(BYOD)
慶應義塾大学は「BYOD(Bring Your Own Device)」を推進しています。
自分専用のノートパソコンを持参することが、必須または強く推奨されているんです。
特にSFC(総合政策学部・環境情報学部)の学生は、授業での使用頻度が高いため、4月10日頃までに準備が求められます。
推奨スペックは以下の通りです。
| 項目 | 推奨スペック | 補足・注意点 |
|---|---|---|
| CPU | Intel Core i5 / Apple M2 以上 | 理工学部などは Core i7 推奨 |
| メモリ | 8GB以上(16GB を強く推奨) | 学部により16GB以上必須の場合あり |
| ストレージ | SSD 256GB以上(512GB以上推奨) | 256GBでは不足するとの指摘あり |
| OS | Windows 11 または macOS 13以降 | Arm版Windowsは非推奨の場合あり |
| その他 | Wi-Fi(5GHz帯対応)、Webカメラ、HDMI出力 | バッテリ駆動15時間以上が理想 |
パソコン選びで失敗しないために
「安いから」という理由だけで選ぶと、入学後に後悔することになります。
特にストレージは256GBでは足りないという声が多いです。
授業の資料、課題のデータ、アプリケーションをインストールしていくと、あっという間に容量不足になります。
512GB以上のモデルを選ぶのが賢明でしょう。
また、バッテリ駆動時間も重要です。
キャンパスで一日中授業を受けるとき、電源のない教室もあります。
15時間以上駆動できるモデルなら安心ですね。
推奨:「KPass」をインストールしておく
慶應義塾大学の授業を受ける際は、K-LMSという授業支援システムを開いて受けることが多くなります。
授業中はパソコンでK-LMSを開くことが多いですが、スマートフォン向けにK-LMS専用アプリ「KPass」がリリースされています(2026年度システム本格始動)。

スマホでK-LMSを使う場合、Web版よりも「KPass」アプリの方がかなり便利。
履修登録をする際に、事前に時間割を組める「時間割アプリ」としての機能も備わっています。
学生寮への入寮を検討する
第二期募集のスケジュール
地方や海外から入学する方にとって、住まいの確保は最重要課題です。
慶應義塾大学では、一般選抜の合格者を対象とした学生寮の募集(第二期)が実施されます。
募集期間は2月下旬から3月初旬という、かなりタイトなスケジュールです。
合格発表後すぐに情報をチェックし、申し込みの準備を進めましょう。
寮費の目安
学生寮の費用は、寮のタイプによって大きく異なります。
| 寮の種類 | 月額寮費 | 備考 |
|---|---|---|
| 日吉寄宿舎 | 約1.7万円 | 最も経済的な選択肢 |
| 国際学生寮(食事等込) | 約8.8万円 | 食事や設備が充実 |
日吉寄宿舎は月額1.7万円程度と非常にリーズナブルですが、食事は自炊が基本です。
一方、国際学生寮は月額8.8万円程度と高めですが、食事や充実した設備が含まれています。
自分の生活スタイルと予算に合わせて選びましょう。
奨学金の正式採用手続を忘れずに
「学問のすゝめ奨学金」内定者の方へ
入学前に「学問のすゝめ奨学金」の内定を受けた方は、入学後に正式採用手続が必要です。
内定はあくまで内定であって、自動的に給付が始まるわけではありません。
入学手続を完了させた後、大学から指示される期日までに所定の手続を行ってください。
この手続を経て、初めて給付が開始されます。
慶應の奨学金制度の充実度
慶應義塾大学は、学生の経済的支援に力を入れています。
大学独自の給付型奨学金は約110種類、総額10.2億円にのぼります。
「独立自尊」の精神を、経済面からも支える仕組みが整っているんです。
入学後も、家計状況の変化に応じて利用できる制度がありますから、遠慮せず相談しましょう。
入学直後のスケジュールを把握しておく
4月の主なイベント
入学手続が完了したら、次は4月のオリエンテーション期間です。
ここでやるべきことを事前に知っておくと、スムーズに大学生活をスタートできます。
| イベント名 | 実施時期 | 内容 |
|---|---|---|
| 入学式 | 4月1日(例年) | 全学部合同で実施 |
| 学生定期健康診断 | 4月4日〜4月9日頃 | 受診必須 |
| 学生証交付 | オリエンテーション期間中 | 窓口または指定会場で受け取り |
| 英語プレイスメントテスト | 3月末〜4月上旬 | クラス分けのための試験 |
| 新入生歓迎イベント | 4月上旬 | サークル勧誘などの新歓行事 |
健康診断を受け忘れると
学生定期健康診断は、受診が必須です。
受けないと、授業の履修や実習に参加できない場合があります。
「忙しいから後で」と後回しにせず、指定期間内に必ず受診しましょう。
英語プレイスメントテストの重要性
英語プレイスメントテストの結果で、クラスのレベルが決まります。
自分の実力を正確に測ってもらうため、しっかり準備して臨みましょう。
テスト日程は学部によって異なりますから、事前の案内を見逃さないようにしてください。
学費体系を再確認しておく
学部別の初年度納付金
慶應義塾大学の初年度納付金は、学部によって幅があります。
| 学部 | 初年度納付金(概算) |
|---|---|
| 文学部等 | 約146万円 |
| 医学部 | 約394万円 |
医学部は6年制であることも考慮すると、トータルの負担はさらに大きくなります。
経済的支援の活用を検討する
学費の負担が重い場合は、奨学金制度を積極的に活用しましょう。
慶應義塾大学の給付型奨学金は返済不要ですから、安心して学業に専念できます。
日本学生支援機構(JASSO)の貸与型奨学金と併用することも可能です。
入学後、学生部や学生課で相談できますから、早めに情報を集めておくといいですね。
チェックリストで準備状況を確認しよう
合格発表後の3週間でやること
最後に、合格発表から入学式までにやるべきことをチェックリスト形式でまとめます。
合格発表当日〜3日以内
- 合格通知と入学手続書類の確認
- 入学手続締切日をカレンダーに記入
- 住民票の取得(マイナンバーなし、世帯主名あり)
1週間以内
- 納付金の振込(銀行窓口)
- 振込受付証明書の保管
- 卒業証明書の発行依頼(出身高校)
- 学生寮の募集情報を確認(該当者)
2週間以内
- 第2次手続書類の提出
- 慶應IDのアクティベーション
- ノートパソコンの選定・購入
- 奨学金の正式採用手続準備(該当者)
入学式まで
- 健康診断の日程確認
- 英語プレイスメントテストの準備
- 新入生歓迎イベントの情報収集
- 教科書購入の準備
優先順位をつけて動く
すべてを同時進行するのは無理です。
まずは入学手続の締切を守ること、これが最優先です。
その次に、慶應IDの取得とパソコンの準備を進めましょう。
学生寮や奨学金の手続は、対象者のみですが、該当する方は早めに動いてください。
まとめ
慶應義塾大学への合格は、新しい人生の扉を開く鍵です。
でも、その扉を本当に開くためには、合格発表後の数週間が勝負になります。
入学手続の締切は絶対に守る、住民票やパソコンなどの準備を計画的に進める、この2点を徹底しましょう。
特に住民票の「マイナンバーなし」「世帯主名あり」といった細かい指定や、パソコンのスペック選びは、意外と見落としがちなポイントです。
このガイドを参考に、チェックリストを活用しながら、一つひとつ確実にクリアしていってください。
準備万端で入学式を迎え、充実した慶應ライフをスタートさせましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。