日本発のロボティクス企業としての成長戦略
Piezo Sonicは、純日本産のモータおよびAMR(自律移動ロボット)を開発・製造する企業として、これまでの成長過程で明らかになった課題の解決と、日本発の技術力を世界に向けてより強く発信していく体制づくりが重要だと考えています。独自のピエゾソニックモータや陸上ドローンMightyは国内外で高く評価されている一方で、量産体制の強化、技術価値を正しく伝える情報発信力の向上、そして外部視点からの戦略的な助言が求められていました。
これらの課題に対応し、次の成長ステージへと進むため、金融・マーケティングおよび製造・品質の専門性を持つ社外取締役と、現場視点で価値を伝えるアンバサダーが就任しました。純国産技術を基盤に、Piezo Sonicは国内外の産業現場に向けて発信力と実装力を高め、世界に通用する日本のロボティクス企業として成長を加速する方針です。
新たな成長戦略を支える社外取締役の紹介
今回新たに就任する2名の社外取締役は、Piezo Sonicのグローバルな事業展開の加速、開発から量産までの一貫体制の強化、医療・産業・ロボティクス市場での信頼性向上、中長期の経営戦略に対する客観的かつ高度なガバナンスの確立といったテーマの実現に貢献すると考えられます。
| 氏名 | 役職 | 担当領域 | 主な経歴 | 期待される役割 |
|---|---|---|---|---|
| 田島 功氏 | 肥銀キャピタル株式会社 代表取締役社長 | セールス面の強化 | 東京大学工学部卒。富士銀行、みずほコーポレート銀行、肥後銀行を経て現職。金融・投資の知見が豊富。 | 顧客開拓、セールス戦略策定、強力なネットワークを活かしたセールスサポート |
| 髙島 一郎氏 | 神田工業株式会社 代表取締役社長 | 製造体制の強化 | 甲南大学卒業後、神田工業に入社。複数社の代表取締役社長を兼任し、企業運営と事業拡大を牽引。 | 品質管理、コスト最適化、サプライチェーン構築など、ものづくり全体をリードし量産化を支援 |
セールス面強化の担い手:田島 功氏

肥銀キャピタル株式会社 代表取締役社長の田島 功氏が社外取締役に就任しました。田島氏は、長年にわたる金融・投資の知見を活かし、Piezo Sonicの事業性を多角的に評価し、今後の量産案件獲得に向けた顧客開拓およびセールス戦略の策定において、強力なネットワークと実行力でセールス面をサポートする予定です。
田島氏は、「Piezo Sonic社は、独自のモーター技術とロボット開発力を核に、医療・製造・宇宙といった高成長領域で確かな存在感を築きつつあります。今後は、私が培ってきた金融・事業会社とのネットワークを最大限に活かし、マーケティング戦略の高度化や販売チャネルの拡大、アライアンスの構築など、事業規模のさらなる拡大に向けた支援を行ってまいります」とコメントしています。
製造体制強化の担い手:髙島 一郎氏

神田工業株式会社 代表取締役社長の髙島 一郎氏が社外取締役に就任しました。髙島氏は、製造業の経営者としての豊富な経験と卓越した知見を活かし、Piezo Sonicが重視する「製品をしっかり作れる体制」を整えるため、品質管理、コスト最適化、サプライチェーン構築など、ものづくり全体をリードし、量産化の壁を乗り越えるための支援を行う予定です。
髙島氏は、「神田工業では、自動車メーカーや家電メーカーをはじめとする多様な産業向けに製品を供給し、ものづくりの現場で実践的な知見を培ってまいりました。Piezo Sonic社は、独自モーターとAMRという成長性の高い領域で挑戦を続けており、その技術力を確実に事業へと結びつける生産基盤の強化が今後の鍵となります」と語り、モータおよびAMRの製造体制を安定的に支える“屋台骨づくり”に尽力する意向を示しています。
アンバサダー就任の背景と期待
Piezo Sonicでは、純日本産のモータ(ピエゾソニックモータ=超音波モータ)とロボティクス製品の魅力をより多くの方に届けるため、3名のアンバサダーを迎えました。これにより、ピエゾソニックモータおよびMightyの利用方法や製品価値を、技術者・研究者・医療従事者・一般ユーザーを含む幅広い層へ伝える取り組みを加速します。
アンバサダーとして就任した3名は、自身でのモノづくり経験や専門的な知識、そしてSNSを通じた高い発信力を兼ね備えたインフルエンサーです。製品の実利用者・技術者・クリエイターとしての視点を持ち、実例やストーリーを交えながら、Piezo Sonic製品の魅力や新しい価値創造の可能性をわかりやすく社会へ発信することが期待されています。
アンバサダーの紹介
カズヤシバタ氏

発明家のカズヤシバタ氏は、「超音波モータは、その動作原理から精密な位置決めや静音性が求められる分野で大きな可能性を秘めています。この魅力を皆さんと分かち合いながら、ユニークな活用方法を探っていければと思っています」とコメントしています。同氏のXアカウントはこちらです。
しぶちょー氏

しぶちょー氏は、「超音波モーターは日本で生まれた素晴らしい技術の一つです。知れば知るほど面白く、ユニークかつ素晴らしい技術なんです。まさに可能性は無限大」と述べ、この日本発の技術の面白さを伝えながら、超音波モーターを使った新しい価値の創造に貢献したいと意欲を見せています。同氏のXアカウントはこちらです。
かいと氏

かいと氏は、「Piezo Sonic様の超音波モーターは、小型ながら高トルクを発揮し、無通電でも最大トルクで保持できるという独自の特長を持つ、大変魅力的な製品です。私が開発している人型ロボットアーム「KAINA」においても、その性能は新しい可能性を広げてくれるものと確信しています」と語っています。同氏のXアカウントはこちらです。
代表取締役CEO・CTO 多田 興平氏からのコメント

代表取締役CEO・CTOの多田 興平氏は、「Piezo Sonicは創業以来、世界中のロボット・医療・産業の現場で“人の代わりに働く機械”を実現するため、独自のモータ技術とロボット技術を磨いてまいりました。完全静止が可能なピエゾソニックモータは、精密医療機器から宇宙・産業用途まで、想像以上の可能性を示し始めています。また、陸上ドローンMightyは、屋外の搬送・点検・巡回を安全かつ効率的に行う新しいインフラとして、国内外での需要が高まっています」と、これまでの歩みと製品の可能性について言及しました。
さらに、「今回、社外取締役として2人の強力なパートナーを迎え、さらに3名のアンバサダーの皆様とともに発信力を高めることで、Piezo Sonicはグローバルでの存在感を飛躍的に高められる段階に入りました。製造・開発・マーケティングを一体化した強固な体制を築き、世界中の現場で“Piezo Sonicの技術が当たり前に使われる未来”を実現してまいります」と、新体制への期待と今後の展望を語っています。
株式会社Piezo Sonicについて
株式会社Piezo Sonicは、宇宙で活躍するモータとロボット技術を開発し、その技術を活用して一般の環境で利用できるモータとロボットを提供する宇宙ベンチャーです。創業者は電力ゼロでも姿勢を保つことができ、精密な動作が可能な超音波モータの開発・研究に28年以上携わっています。その経験を活かし、超音波モータの課題であった長寿命化を実現。「ピエゾソニックモータ」として精密搬送や医療機器、ロボットの分野に展開しています。
同社はハードウェア、ソフトウェアともに自社で開発しており、搬送・検査用AMRであるMightyは屋内・屋外・不整地走行が可能な点が高く評価され、国内外の工場・プラントなどの産業施設での導入が進んでいます。製品の設計コンセプトとして3C(Cool、Cute、Compact)に基づいてデザインされており、グッドデザイン賞やCES イノベーションアワード、精密工学会ものづくり最優秀賞など、国内外で高い評価を受けています。
事業内容
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ロボットやMRI用医療機器のアクチュエータとして最適な超音波モータの開発・製造・販売
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モータとIoT技術を活用した応用機器、搬送用自律移動ロボットの開発・製造・販売
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お客様のための新製品・新サービスを開発する「コンサルティング開発サービス」の提供
会社概要
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会社名: 株式会社Piezo Sonic
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代表者: 代表取締役 多田 興平
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設立: 2017年12月
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本社: 熊本県八代市鏡町有佐1302
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中央事業所: 東京都大田区大森南4-6-15 テクノFRONT 森ヶ崎507
関連リンク
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モータ事業URL: https://www.piezo-sonic.com
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ロボット開発事業URL: https://www.piezo-sonic.co.jp
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