慶應の法学部には、進級に必要な単位数があります。
届かなかったらどうなるのか、卒業に必要な136単位は何で埋めるのか。気になりますよね。
この記事では、法学部の進級条件(30単位)、原級になったときの復活制度、卒業136単位の内訳を、法律学科と政治学科に分けて整理しました。
内容は2026年度の法学部の履修案内(日吉キャンパス第1・2学年)をもとにしています。入学年度で変わる点は本文に書いています。
ぜひ最後までご覧ください。
法学部の進級条件は30単位以上
進級に必要な2つの条件
2026年度の法学部の履修案内では、進級の条件は次の2つです。法律学科と政治学科で同じです。
- 当該学年で2学期(1年)以上在籍していること
- 当該学年で30単位以上を取得していること(自由科目を除く)
休学していた期間は、在籍した期間に含まれません。
進級の条件に届かないと、原級になります。
出典:2026年度 法学部 履修案内(日吉キャンパス第1・2学年)(慶應義塾大学塾生サイト)
必修を落としても進級できる
必修科目に不合格があっても、30単位を超えていれば進級できます。
不合格だった必修は、翌年度以降に再履修します。
なお、自由科目は進級の30単位に数えません。
第4学年へ進むときの外国語
第4学年へ進むには、外国語にも条件があります。
必修外国語で、初級課程(4単位)を取っていない語種が1語種でもあると、進級できません。英語は除きます。
日吉の科目は2年のうちに取る
日吉キャンパス設置の科目は、2年修了までに取っておくことが勧められています。
取り残すと、三田と日吉の両方に通うことになります。研究会の履修で不利益もあります。
出典:2026年度 法学部 履修案内(日吉キャンパス第1・2学年)(慶應義塾大学塾生サイト)
原級になったらどうなる?復活制度とは
必修の再履修
原級になったときの再履修は、科目の種類で扱いが違います。
必修の憲法・民法・刑法の総論は、前年度に不合格になった学期の分だけを再履修します。
英語など外国語の再履修のルールは、別冊の「法学部外国語科目履修案内」にまとめられています。
復活制度のしくみ
原級などで、同じ学年に3学期以上在学した人には、復活制度があります。休学した期間は数えません。
進級した直後の学期が終わると、その人は進級・卒業の対象になります。
進級した直後の学期に限り、前の学年で取った単位のうち、30を超えた分が進級単位として繰り越されます。
その学期にまた原級になると、繰り越し分は含まれません。
履修案内にある2つの例
履修案内には、次の例が載っています。
| 例 | 流れ |
|---|---|
| 1年生で28単位 | 原級 → 翌年の春学期に10単位で合計38単位 → 秋学期から2年生 |
| 3年生で28単位 | 原級 → 春学期に10単位で合計38単位 → 秋学期から4年生 → 卒業 |
自分のケースで繰り越しがどうなるかは、学部事務室かK-Supportで確認しましょう。
出典:2026年度 法学部 履修案内(日吉キャンパス第1・2学年)(慶應義塾大学塾生サイト)
卒業に必要な単位は136単位以上
卒業の4つの条件
卒業の条件は、履修案内では次の4つです。法律学科と政治学科で共通です。
- 8学期(4年)以上在籍し、各学年に2学期以上在籍していること(復活制度を除く)
- 必修・選択必修の単位をすべて取得していること
- 各カテゴリーの必要単位を取得していること
- 136単位以上を取得していること(自由科目を除く)
出典:2026年度 法学部 履修案内(日吉キャンパス第1・2学年)(慶應義塾大学塾生サイト)
外国語は2語種で16単位
外国語は、卒業までに2語種で16単位が必要です。
2024年度以降の入学者は、英語(全員必修)と、クラス発表時に指定された1語種です。
指定された語種は、あとから変えられません。
学科で分かれる内訳
136単位の内訳は、学科で違います。
この記事の内訳は、法律学科は2024年度以降入学者用の卒業単位表、政治学科は2024年度以降入学者の基礎科目の条件にもとづきます。
2023年度以前の入学者は、科目の条件が変わる点があります。学部事務室かK-Supportで確認してください。
法律学科の内訳:法律学科目は88単位以上
法律学科目の3区分
法律学科では、法律学科目を最低88単位取ります。内訳は3つの区分です。
| 区分 | 必要な単位 |
|---|---|
| 導入科目 | 14単位以上 |
| 基幹科目 | 30単位以上 |
| 展開科目 | 44単位以上 |
導入科目には、1年の必修6科目(12単位)が含まれます。
- 憲法(総論・人権)Ⅰ・Ⅱ
- 民法(総論)Ⅰ・Ⅱ
- 刑法(総論)Ⅰ・Ⅱ
導入科目には、選択必修もあります。「国際化と法」「法制史概論」「法文化論」から2単位以上を取ります。
展開科目の44単位には、研究会または演習科目の8単位以上が含まれます。
出典:2026年度 法学部 履修案内(日吉キャンパス第1・2学年)(慶應義塾大学塾生サイト)
法律学科目以外のカテゴリー
| カテゴリー | 必要な単位 |
|---|---|
| 社会科学科目 | 8単位以上(法学Ⅰ・Ⅱ〔憲法を含む〕の4単位が必修) |
| 人文科学科目 | 8単位以上 |
| 自然科学科目 | 8単位以上(数学・統計を含む) |
| 外国語 | 16単位(英語8+英語以外8) |
社会科学科目の残り4単位以上は、社会学・地理学・政治学・経済学・近代思想史のⅠ・Ⅱから選ぶ選択必修です。
最低単位を足すと128単位です。残りの8単位は、自分で組みます。
研究会は必修ではない
法律学科の研究会は、必修ではありません。
2年連続で同じ担当者の研究会に所属すると、卒業論文を作れます。単位は半期ごとに2単位です。
他学科・他学部の専門的な授業は、3・4年に限り展開科目にできます。上限は卒業までに22単位です。
出典:2026年度 法学部 履修案内(日吉キャンパス第1・2学年)(慶應義塾大学塾生サイト)
政治学科の内訳:政治学科目は48単位以上
基礎科目と5つの系列
政治学科では、政治学科目を48単位以上取ります。基礎科目と系列科目に分かれます。
- 基礎科目:10単位(2023年度以前の入学者は8単位)
- 系列科目:研究会・文献講読・演習を含む
2024年度以降の入学者は、基礎科目の5科目10単位が必修です。
- 政治理論基礎
- 政治思想基礎
- 日本政治基礎
- 地域研究・比較政治基礎
- 国際政治基礎
系列科目は5つの系列があり、それぞれ最低2科目(4単位)以上取ります。
- 政治思想論
- 政治・社会論
- 日本政治論
- 地域研究・比較政治論
- 国際政治論
出典:2026年度 法学部 履修案内(日吉キャンパス第1・2学年)(慶應義塾大学塾生サイト)
社会科学科目は28単位以上
政治学科は、社会科学科目が28単位以上必要です。法律学科よりかなり多めです。
必修は次の5科目(20単位)です。
- 社会学
- 法学(憲法を含む)
- 経済原論Ⅰ
- 憲法
- 経済原論Ⅱ
選択必修は2つあります。
- 「民法Ⅰ・民法Ⅱ・行政法・国際法・刑法」から1科目(4単位)以上
- 「経済政策Ⅰ・Ⅱ、財政論Ⅰ・Ⅱ、国際経済論Ⅰ・Ⅱ」から2科目(4単位)以上
経済系の選択必修は、第3・4学年で取ります。
各カテゴリーを足すと108単位
各カテゴリーの最低単位を足すと、108単位です。
136単位との差の28単位は、自分で自由に組めます。
この記事は、日吉キャンパス(第1・2学年)向けの履修案内をもとにしています。
3・4年で三田に移ってからの科目の扱いは、学部事務室かK-Supportで確認してください。
出典:2026年度 法学部 履修案内(日吉キャンパス第1・2学年)(慶應義塾大学塾生サイト)

進級や卒業を考えると、時間割の管理が大事になります。
履修申告の締切と学事日程は、KPassでまとめて見られます。
K-LMSのコースから、選択した時間割へ授業をまとめて追加できます。
慶應生向けの時間割・TODO・カレンダー・出席管理を、1つのアプリでまとめられます。

まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 進級 | 当該学年で30単位以上(自由科目を除く)。2学期以上の在籍も必要 |
| 原級 | 同じ学年に3学期以上いると復活制度の対象になる |
| 卒業 | 136単位以上(自由科目を除く)。8学期以上の在籍も必要 |
| 法律学科 | 法律学科目88単位以上。研究会は必修ではない |
| 政治学科 | 政治学科目48単位以上。社会科学科目28単位以上 |
進級と卒業の条件は、入学年度で細かく変わります。
迷ったら、学部事務室かK-Supportで確かめましょう。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

