大学生向けプロモーションの方法まとめ|SNS・学内・アプリ・イベントの違いと選び方

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企業・団体の担当者に向けて、大学生向けプロモーションの主な手段を比べます。

手段は「SNS」「学内」「学生向けアプリ」「イベント」の4つに絞りました。

ほかにフリーペーパーやインフルエンサーなどもありますが、この記事では代表的な4つを扱います。

外部の制度やKPassの数字は、2026年10月時点です。

手段向く目的届き方費用の目安準備の目安
SNS認知を広げる(名前を知ってもらう)画面を見ている人に出る予算を自分で決めるアカウントの設定と素材づくり
学内特定のキャンパスへの告知通りかかった人の目に触れる印刷などの実費大学への確認に時間がかかることがある
学生向けアプリ決めた学生層への継続的な接触アプリを開いた画面に載る媒体ごとに違う・個別相談掲載ページの用意。審査がある媒体もある
イベント体験・理解・応募参加者に直接会う会場や運営の費用企画から集客まで最も手間がかかる

費用は、掲載の期間や量、制作や運営の手間などで変わります。

表は、かかり方の違いを見るための目安で、金額は載せていません。

途中で出てくる「KPass」は、慶應義塾大学の学生向けアプリです。

このブログと同じ株式会社Technophere が運営しており、学生向けアプリの例の一つとして紹介します。

なお、KPassは大学の公式サービスではありません。

キャンパス周辺のお店の方は、お店向けの案内をご覧ください。

目次

4つの手段は「広く届く順」から「深く会う順」に並べた

認知を広げたいなら表の上の手段、体験や応募まで進めたいなら下の手段が向きます。

実際は、1つに決めず組み合わせることも多くなります。

並び順の理由

SNSは、多くの人に早く知らせる手段です。

学内とアプリは、特定のキャンパスや学生層に、場面を決めて届けます。

イベントは人数が限られますが、直接話せるので、理解や応募につながりやすい傾向があります。

上から下へ、届く人数は減り、接点は深くなる傾向がある、と考えると選びやすくなります。

費用と準備の見方

費用のかかり方は、手段によって違います。

SNSやアプリは、期間と予算の上限を決めて始められる媒体があります。

学内の掲示は印刷などの実費が中心です。

イベントは、会場や運営の費用に加えて、人手がかかります。

いくらかかるかは、媒体や条件ごとの見積もりで確かめてください。

SNS(広告・公式アカウント)の特徴と向く目的

SNSは、認知を広げたいときに最初に検討しやすい手段です。

向く目的

新しいサービスやイベントを、多くの人に早く知らせたい場面に向きます。

公式アカウントで続けて発信する方法と、広告を出す方法があります。

届き方と対象の絞り方

Meta の公式ページでは、広告費は目的や予算の種類などで変わると説明されています。

予算は、1日あたりと通算のどちらかで決められます。

絞り込みの条件は、使うサービスの公式ヘルプで確かめてください。

「特定の大学の学生だけ」に絞れるかどうかは、公式のページでは確かめられませんでした。

使うサービスの公式ヘルプか担当窓口で、先に確認してください。

注意点

対象の条件が学生に絞れていないと、大学生以外にも広告が表示されます。

どこまで学生に絞れるかを、先に見ておきましょう。

運用には、素材づくりと数字の確認の手間もかかります。

大学生向けの広告の考え方は、こちらの記事でも整理しています。

学内(掲示・配布・学生団体への協力依頼)の特徴と向く目的

学内の告知は、特定のキャンパスの学生に向けた手段です。

ただし、企業が掲示や配布をしてよいかは、大学によって決まりが違うことがあります。

向く目的

キャンパスの近くで開くイベントや説明会の告知に向きます。

学部やキャンパスを限って知らせたい場面でも使えます。

届き方

掲示板やチラシは、通りかかった学生の目に触れます。

届く人数は、場所や時期で変わります。

反応が見えにくい点は、あらかじめ知っておきましょう。

許可と手続きの確認

慶應義塾大学の塾生向けページには、学生団体の掲示について定めた規程が挙がっています。

ただし、公開されているページでは、外部の企業が掲示や配布をできるかは確かめられませんでした。

無断で掲示やチラシ配布をせず、先に大学の窓口へ確認してください。

窓口は、キャンパスごとに案内されている場合があります。

確認に時間がかかる場合もあるので、日程には余裕を持たせます。

学生団体に協力を頼むとき

サークルなどの学生団体に告知を頼む方法もあります。

団体は、大学の規程に従って活動しています。

依頼する内容が、その団体の活動の範囲に合うかを先に話し合いましょう。

学生向けアプリへの掲載の特徴と向く目的

ここでいう「学生向けアプリへの掲載」は、学生が日常的に使う他社のアプリに、広告や企業情報を載せる方法です。

自社でアプリを作る話ではありません。

向く目的

決めた学生層に、繰り返し見てもらいたい場面に向きます。

インターンや採用の案内、学生向けサービスの登録、アプリの先行登録などが例です。

届き方

学生がアプリを開いたときの画面に載ります。

どの画面に載るか、どれくらい目立つかは、アプリごとに違います。

注意点

アプリごとに、利用者の範囲や掲載できる画面、審査の有無、数字の報告のしかたが違います。

申し込む前に、次の4点を聞いておくと比べやすくなります。

  • 利用者は、どの大学・学年か
  • 広告は、どの画面に、どう表示されるか
  • 表示数やクリック数などの報告があるか
  • 課金のしかたと、月の予算の上限を決められるか

例:KPass の掲載の形

KPass は、慶應義塾大学のアカウントで認証して使う、時間割・課題管理アプリです。

利用者は慶應の学生に限られ、5,300名以上が登録しています(2026年10月時点)。

掲載は、学部・学年・キャンパスで絞って配信でき、すべて「PR」と表記されます。

掲載の形は2つあります。

  • ローテーション枠:ホームの「キャリア・ピックアップ」で、参加する企業が表示を分け合う枠です。
  • 専有枠:履修サポート・時間割・キャンパス・マイページの4つの面から選ぶ枠です。1つの面を1社だけで使い、月単位で契約します。
KPassのホーム画面で、PR表記のついた掲載がニュースと並ぶ表示例
ホーム画面の掲載イメージ(サンプル企業の表示例)

例:KPass の課金と報告

課金は、表示課金とクリック課金から選べます。

表示課金は広告が表示された回数に、クリック課金はクリックされた回数に応じます。

月の予算の上限は、企業側で決められます。

掲載ページの制作や公開後の修正に、追加の費用はかかりません。

表示数やクリック数は、日次または週次のレポートで届きます。

慶應義塾大学の学生以外が対象の場合は、KPass には向きません。

イベント(説明会・体験会・コンテスト)の特徴と向く目的

イベントは、学生に直接会って、体験してもらう手段です。

向く目的

サービスの体験や、仕事の理解、応募の後押しに向きます。

対面でもオンラインでも開けます。

届き方

参加した学生と、直接話せます。

届く人数は少なくなりますが、一人ひとりに深く伝えられる可能性があります。

注意点

企画、会場、運営に、費用と人手がかかります。

集客は、SNSや学内の告知など、ほかの手段と組み合わせる方法もあります。

人数の見込みが立たないうちは、小さな規模から試すのが無理のない進め方です。

学生に届く内容の作り方と、広告と分かる表示(ステマ規制)

先に結論です。広告や、事業者が依頼した投稿には、「広告」「PR」などと分かる表示を付けます。

内容は、学生にとっての得が先に分かる形が目安になります。

学生にとっての得を先に書く

日程、応募の条件、参加して得られるものを、最初に短く書きます。

社名や企業の説明は、そのあとで十分です。

手続きは、軽くしておきましょう。

たとえば、1画面で読めて、登録や予約がすぐできる形にします。

ステルスマーケティング規制で気をつけること

ステルスマーケティング(ステマ)とは、広告なのに広告だと分かりにくい表示のことです。

消費者庁の説明では、2023年10月1日から規制が始まっています。

事業者が内容の決定に関わった表示は、事業者の表示だと一般の人に分かる必要があります。

運用基準では、「広告」「宣伝」「プロモーション」「PR」と表示する方法などが例に挙がっています。

SNSでは、投稿のリプライだけに書く方法は不十分になりやすい、とされています。

学生に頼んだ投稿の扱い

学生に投稿を頼んだ場合、自主的な感想のように見せてはいけません。

依頼した投稿を「お客様の声」として載せるなら、自主的な感想ではないと分かる形にします。

詳しくは、消費者庁のQ&Aで確かめてください。

目的別の選び方と、組み合わせの考え方

目的が決まっていれば、最初に試す手段を絞れます。

次の表は目安です。

目的最初に考える手段組み合わせの例
サービスや社名を知らせるSNS学内の掲示、学生向けアプリ
インターンや採用の応募を集める学生向けアプリ、イベントSNSで告知
アプリや会員の登録を増やすSNS、学生向けアプリ学内の告知
商品やサービスを体験してもらうイベントSNSと学内で集客

組み合わせの考え方

広く知らせる手段で名前を知ってもらい、次に繰り返し見える場面に置き、最後に会う場を用意する流れが考えられます。

これは実在の事例ではなく、考え方の例です。

慶應生の採用や、キャンパスごとの考え方は、次の記事で詳しく書いています。

始める前に社内で決めておくこと

手段を選ぶ前に、次の4つを社内で決めておくと、媒体への相談がスムーズです。

STEP
対象の学生を決める

大学、学部、学年、キャンパスを書き出します。

「大学生全般」より細かく決めるほど、手段を選びやすくなります。

STEP
目的と指標を決める

指標とは、効果を見るための数字です。

表示数、クリック数、応募数、登録数などから選びます。

媒体ごとに出る数字が違うので、先に確かめておきます。

STEP
期間と予算の上限を決める

月の上限を決められる媒体もあります。

最初は小さく始め、数字を見て入れ替えます。

STEP
表示と手続きを確かめる

広告だと分かる表示になっているかを見ます。

学内で掲示や配布をする場合は、大学の窓口に確認します。

効果は、手段や時期、内容によって変わります。

どの手段でも、結果は約束できません。

よくある質問

学内で掲示したいとき、まずどこに聞けばよいですか?

大学の公式サイトで、学生生活やキャリアを担当する窓口を探します。

名称は大学によって違うことがあります。

掲示やチラシ配布の前に、できるかどうかを確かめてください。

広告だと分かる表示は、必要ですか?

事業者が内容の決定に関わった表示では、必要です。

事業者の表示であることが、一般の人に分かるようにします。

「広告」や「PR」と表示する方法が、運用基準の例に挙がっています。

表示課金とクリック課金は、どちらを選べばよいですか?

目的で選びます。

名前を知ってもらうなら表示、サイトへ来てもらうならクリックを考える方法があります。

どちらの課金があるかは、媒体ごとに確かめてください。

効果は、どう見ればよいですか?

先に決めた指標で見ます。

表示数、クリック数、応募数などです。

媒体から数字の報告が出るかも、申し込む前に確かめましょう。

まとめ:手段は目的で選び、組み合わせて試す

手段は、SNS・学内・学生向けアプリ・イベントの4つに分けると比べやすくなります。

認知なら広く届く手段、体験や応募なら深く会う手段が向きます。

始める前に、対象・目的と指標・予算の上限・表示の確認を決めておきましょう。

慶應義塾大学の学生に絞って届けたい場合は、KPass for Business も選択肢の一つです。

料金や空き状況は、媒体資料でご案内します。

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